特集:塗料の基礎知識

2021年01月22日

塗料の基礎知識 塗料ってそもそも何?

塗料の基礎を覚えましょう

塗料は、物の表⾯に丈夫な⽪膜(塗膜)を作って効果を発揮します。
複雑な形状の物にも⾊彩を与えたり、特別な機能を与えることができます。さらに塗装⾯が⽼朽化した時は、塗り替えることによって美しく甦らせることができ、物を⻑持ちさせることができます。
とはいえ、塗料も⽤途によって種類が千差万別で、知識がないと何が何だかわからず、いざホームセンターに⾏っても⽴ちつくすハメに…。
(かくいう私も業界に⼊りたての頃はチンプンカンプンでした)
ということで、今回はそんな塗料の基礎知識をご紹介します。

塗料の三⼤機能

表⾯を保護する

素材のままでは、⾦属はさびたり、⽊は朽ち果て、コンクリートは⾵化してしまうのが⾃然の摂理です。また、紫外線や⾬などにより、腐⾷はさらに加速され⼤きなダメージとなります。
塗料はこのような⾃然現象や環境から「塗装されるものを守る」という働きをします。塗料は物の表⾯に塗ることによって丈夫な塗膜を作り被塗物を保護します。

⾒た⽬を美しくする

塗料には、物を美しく⾒せたり価値をあげる美粧機能があります。
⾊彩・光沢・平滑性・⽴体的なテクスチャー仕上げなど、多様化された世の中のニーズに応えています。⾊彩を上⼿に利⽤することによって、イメージアップを図ったり、周辺環境との調和を保ったり、働きやすい環境や暮らしやすく快適な環境作りに役⽴っています。

効能・機能をあたえる

物の表⾯に特別な機能を持たせ価値を⾼めることができます。
これらは広い分野に応⽤されて、機能、経済性(省エネルギー・省資源)、安全性の向上、環境保全などに役⽴っています。
耐熱性、耐油性、防⽕性、電気絶縁性、導電性、電波吸収性、耐薬品性、防⾍性、貼紙防⽌、防カビ性、防汚性、防⽔性、防⾳性、蛍光・夜光性など、いろいろな機能を果たす塗装が⾏われています。
技術の⾼度化、多様化、新素材の開発・普及などによって、新しい機能を持つ塗料が開発されています。

塗料の成分

塗料の成分⼀覧表

塗料は樹脂と顔料と添加剤と溶剤を混ぜ合わせて作られています。
簡単ですが、下に表でまとめてみましたのでご覧ください。
また、塗料はそれ⾃体では半製品の状態です。中味をよく混ぜ合わせて、塗装を⾏い、乾燥し塗膜となって、物を保護、美粧し特別な機能を付与することで、新たな価値を⽣み出します。

塗膜となって
残るもの
顔料
(⾊彩を与える)
着⾊顔料 チタン⽩、べんがらなど
体質顔料 炭酸カルシウムなど
特殊顔料 さび⽌め顔料、蛍光顔料など
樹脂
(塗膜の主成分)
天然油脂 亜⿇仁油など
天然樹脂 チタン⽩、べんがらなど
合成樹脂 アクリル樹脂、アルギド樹脂など
せんい素誘導体 ニトロセルロース
添加剤
(貯安性や作業性を向上させる)
乾燥剤 防腐防かび剤 消泡剤 分散剤 沈殿防⽌剤 可塑剤など
蒸発するもの 溶剤(希釈する) 炭化⽔素類 エステル類 アルコール類 ⽔など

塗布場所によって塗り替え時期が違う

塗り替え⽬安の周期(時期)

塗料は使⽤場所や塗布する材質によって、塗替え時期の⽬安が異なります。
下記を参考に早めに塗り替えることで、塗装を最⼤限に活かすことができます。

場所 塗り替えの⽬安 塗り替え周期
セメント⽡屋根 汚れ、カビの発⽣、⾊あせや退⾊が⽬⽴つ 3〜4年
トタン屋根 サビの発⽣、塗膜の剥がれ 3〜4年
外壁 ひび割れ、カビや汚れの発⽣、壁に触ると⽩い粉が付く 3〜4年
⽊製デッキ ⾊あせや退⾊が⽬⽴つ、塗膜の浮き上がり 2〜3年
⾨扉(鉄) ⾚サビや塗膜の浮き上がり 2〜3年
室内壁・天井 汚れ具合により
浴室壁・天井 カビの発⽣や汚れ具合で 2〜3年
浴室床(⽊) 塗膜が薄くなり汚れが⽬⽴ち始めたとき 1〜2年
⽊⼯品 塗膜の剥がれ

塗装前にすべきこと

塗料の仕上がりを良くするために

塗料には、それぞれの場所、機能に応じた使い⽅があります。塗料容器の表⽰を確認したうえで、上⼿に使い分けましょう。
古い塗膜の上に塗装する場合、滑ってうまく塗れないことがありますので、240番くらいのサンドペーパーを全体に軽くかけ、付着性をよくしてください。
さらに密着性の向上や仕上がりをよくするためには、シーラーやさび⽌めを塗ることをおすすめします。特殊な処理をされている素材や塗膜には塗料が密着しない場合がありますので、事前に⽬⽴たない部分で試し塗りをして、下地への影響・密着性などに異常がないことを確認してから塗装するようにしましょう。

塗り重ね適正表 上に塗る塗料
⽔性塗料 油性塗料 ラッカー系塗料
古い塗膜 ⽔性塗料
油性塗料
ラッカー系塗料

迷ったらお気軽にご相談を!

塗料の基本的なことを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
塗装と塗料は世の中の⾄る所に使われている、なくてはならない存在です。
その分、種類も⽤途も多種多様なため、⽬的に最適な塗料を選ぶだけでも⼀苦労だったりします。
そんなときは、ぜひUCHIGEN BASEへお問い合わせください。
専⾨のスタッフが塗料選びと、機能を最⼤限に発揮する塗装のポイントをアドバイスさせていただきます。

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